「海」は生物の起源といわれます。不思議なことに、地表に占める海水と人体の水分量の割合はほぼ同じ70%。海水が人体によいはたらきをもたらすことは、古代エジプト時代から知られていました。古代ギリシャの医師ヒポクラテスや哲学者のアリストテレスらも、温めた海水は傷の治療や予防医学に役立つと捉えていました。
以来、二千年もの間、主にヨーロッパで、海水と生物の関係についての研究が続いて、20世紀初頭には、フランスの生物学者ルネ・カントンが、海水と血漿には有機的関係があることを科学的に実証しました。
フランスの「タラソテラピー」(海洋療法)では、こうした長い年月の間に積み上げられてきた研究を基に、海水、海洋性気候、海泥、海藻など「海の恵み」を組み合わせた各種セラピープログラムを行っています。さらにバランスのとれた食事、適度な運動、地域観光なども取り込み、フランスで人気のヘルスツーリズムの拠点になっています。
「水」とは、化学的、物理的に身体によい効果が期待できる
「温泉」と「海水」、物理的な効果が期待できる「淡水」を指します。
日本は豊かな自然と海に囲まれ、世界一を誇る温泉湧出量と、
温泉地の宿泊数は年間約1億2千万泊!かつては「湯治」という文化もありました。
一般社団法人SPALOHAS倶楽部は、
日本の「温泉」や「海水」、「自然」を「健康資源」と捉えて、
各専門家のご協力を得ながら、更なる有効活用をご提案しています。
同時に、本場フランスのタラソテラピーのご紹介、ご予約、
フランスの温泉療法のご紹介、視察受け入れなどを行っております。
そして、フランスの専門紙と共に日本の温泉をフランスへ紹介して参ります。